修復専攻科には、現在38名の研修生が在籍しています。毎週金曜日の午後1時から5時まで、文化財建造物修理主任技術者の持田武夫先生の指導のもと、伝統的な修復技術の習得に励んでいます。試行錯誤しながら頑張っている研修生の姿をお伝えします。

 

■下田晴一さんの声(板金)

みなさんご苦労さまです。私は柱の傾き調査の頃、あまり実習に顔を出していなかったんですけど、目で見て傾いているな、沈下しているなということが大体わかるんですけど、こうやって調査して計算して確認してみて、どれだけ沈下しているかってことがわかってくると、この建物がどんなふうに歪んでいったのかがよくわかってきて、とても勉強になったと思います。ただ、私もこのような調べ方をあまり理解していなところがありますので、みなさん言ってますけど、私も家に持って帰ってしっかり復習したいと思います。(C班.・1119)

 

■翠 善蔵さんの声(大工)

この間から高さの上がり下がりの不陸調査をしていて、なんで下がるんだろうかということを見てみましたが、基礎の悪いところとか、屋根の荷重が集中してかかるところとか、いろいろと原因があるなあと思いました。今後、そういったことをよく調べていきたいと思います。(C班.・1119)

 

 

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平成22年7月、修復専攻科では畳に関する講義・実習を行いました。講師には、修復専攻科OBで歴史的建造物修復士(畳)の各講師を招聘し、修復のための調査技術を伝えて頂きました。

 

小坂先生の講評(修復専攻科3期 修了生)

今日はみんさん長いことご苦労様でした。今日一日で皆さんがどれだけ畳につい理解できたかなあというのは、ちょっとまだわからないところですけども、まだ来週・再来週とありますので、終わる頃には皆さんが家に帰って、周りの人に畳っていうものはこういうもんなんだぞーといえるようなことになればいいなあと思っています。また、来週もよろしくお願いします。(0702)

みなさん4週にわたりまして畳の勉強ご苦労さまでした。また暑い中ご苦労さまでした。私たちも2年ほど前はみなさんと同じ教わる方にいましたから、よく先生の話も聞かないで怒られていました。そのような私たちが教えていたものですから、教え方も下手で、みなさんに迷惑をおかけしたと思います。みさなん、よく聞いていただきありがとうございました。また、冬場に詳細な調査をしますが、半年もすれば、上前、下前、手先、手元ということも、そんなことを言っていたなあと、そんな感じになってしまうと思うんですけど、その時まで心に止めておくようにお願いします。ありがとうございました。(0723)

 

立野先生の講評(修復専攻科1期 修了生)

みなさんご苦労様でした。見ていただいた通り、たくさんの情報が畳に詰まっています。もっともっといろんな古い畳が出てきますから、たくさんのことがわかってくると思います。その人がどういうふうに暮らしていたかなんてことも併せて考えていくと、あーあの時にお嫁入りがあったから、その時に畳替えしたんだとか有機的にいろんな情報が結びついてきます。来週はいよいよ、この畳を分解していきますので、あなたの足元の畳がどんな内容になっていたかが克明に現れますので、期待して登校してください。(0702)

みなさんご苦労さまでした。凄かったですね。調べ甲斐のある畳だったと思います。学生チームのところで調べた分なんですが、締め直しが2回してありました。付け作業は合計24回あります。5年に1回の締め直しをすれば120年くらい遡ることになるんですが、まあ、創建当初の畳であってもおかしくないと思います。締め直しした畳床ですが、かなり一生懸命細かく調べれば、細かい履歴まで出てきますので、おもしろいと言えばおもしろいですが、大変と言えば大変です。先週お話した通り、あなたの足の下の畳がどうなっているのかということでお話しましたが、たくさんの藁を使ってあって、職人の仕事が見て取れたと思います。たかだか畳なんですが、これだけたくさんの情報と職人の知恵と汗と涙も入っているかもしれませんが、そんなもんでした。
畳だけではなくて、これから先にいろんな部分の調査の方に移ると思うので、これを踏まえて楽しんでいって頂ければいいのかなあと思っています。今日してあった締め直しという畳床の補修に関しては、いよいよ来週、皆さんに体験していただくような話しがでていますので、これも是非楽しみにして頂きたいと思います。(0709)

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大塚亮祐さん(金沢工業大学)


金沢工業建築学科の大塚亮祐です。ふだんは建築の計画の方をやっているので、あまりこういう歴史を勉強してないんですけども、今日はちょっと興味があって来ました。普段見慣れている畳にいろんな歴史があるな、凄いなあと思いました。いろいろ勉強したことを、これから新しい建物の設計とか計画に生かしていければいいなあと思います。(0702)

金沢工業大学の大塚です。今日も前回と同じようなことを思ったんですけど、畳1枚にこれだけいろんな技術が詰まっているっていうのは凄いなあと思いました。なかなか普段こういう古いものに触れる機会がないので、どんどん機会をつくってもらえると本当に嬉しいと思いました。貴重なお話をありがとうございました。(0709)
 

■岡田悠さん (金沢美術工芸大学)


金沢美術工芸大学環境デザイン大学院1年の岡田です。本日はありがとうございました。凄くいい勉強になりました。最近は機械で造られれているということだったんですけど、昔は手作業ですごい力仕事だなあと思って。そこに職人の厚い想いというか、ひとつひとう編んでいくというところに、なんか凄くその人、職人さんの想いが込められているんだなあと思って。僕、今、家で長屋に住んでいるんですけれど、そこでも畳生活なんですけど、そういうことを考えながら寝たりしたいなあと思いました。本日はありがとうございました。(0702)

金沢美術工芸大学の岡田です。2日間ありがとうございました。1日目の講座から少し知識を教えてもらって、2日目に実際に自分で、チームで解体してみて思ったことは、やっぱり畳は凄いなあと思いました。正直にそう思いました。なんか人体を解剖して、毛細血管まで調べ尽くすみたいな。真剣に目の数を数え、紐の数を数えたりする作業が凄く楽しくって、深いなあって印象を受けました。これからもっと調べたりとかして、もっと深く、畳ってやっぱりいいもんなんだなあというのをもっと実感してみたいなあという、そういうきっかけを頂けたかなあと思います。ありがとうございました。(0709)

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今年も、職人さんの教室が始まりました。

金沢職人大学校では、仕事を終わった後に

自己研鑽のために、茶道と謡曲の教室が有ります。

詳細は、職人大学校のホームページの中にも書いてありますが

お茶教室は、月に2回 第1・3の水曜日の夜7時から10時まで

会場は、里山の家のお部屋を使います

期間は、6月から翌年3月まで有ります

内容は、お茶の作法と講座になり

最初は、基本の動作やふくさ等の使い方など習います

あとは、生徒がお茶を点て方や飲み方など練習します。

生徒は、金沢職人大学校の現役の本科や修復科の生徒や卒業生や講師など参加しています。

 

先生は、奥から浅野先生と西田先生です

手前は、学校の職員の方です。 続きを読む »

5月22日~23日と畳科では、京都研修旅行に行ってきました。

今回の視察場所は、

22日は、西本願寺・東本願寺・知恩院

23日は、二条城・三十三間堂・仁和寺・龍安寺の見学です。

参加者は、講師3名 3期生5名 5期生4名の12名で

京都に向かいました。

ここでは、視察場所を全部掲載すると、長くなるので抜粋して載せます

 

まずは、西本願寺です。

ここの畳は、九条紋の筋合わせです。

講師が説明しています。 続きを読む »

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