平成22年7月、修復専攻科では畳に関する講義・実習を行いました。講師には、修復専攻科OBで歴史的建造物修復士(畳)の各講師を招聘し、修復のための調査技術を伝えて頂きました。
■小坂先生の講評(修復専攻科3期 修了生)
今日はみんさん長いことご苦労様でした。今日一日で皆さんがどれだけ畳につい理解できたかなあというのは、ちょっとまだわからないところですけども、まだ来週・再来週とありますので、終わる頃には皆さんが家に帰って、周りの人に畳っていうものはこういうもんなんだぞーといえるようなことになればいいなあと思っています。また、来週もよろしくお願いします。(0702)
みなさん4週にわたりまして畳の勉強ご苦労さまでした。また暑い中ご苦労さまでした。私たちも2年ほど前はみなさんと同じ教わる方にいましたから、よく先生の話も聞かないで怒られていました。そのような私たちが教えていたものですから、教え方も下手で、みなさんに迷惑をおかけしたと思います。みさなん、よく聞いていただきありがとうございました。また、冬場に詳細な調査をしますが、半年もすれば、上前、下前、手先、手元ということも、そんなことを言っていたなあと、そんな感じになってしまうと思うんですけど、その時まで心に止めておくようにお願いします。ありがとうございました。(0723)
■立野先生の講評(修復専攻科1期 修了生)
みなさんご苦労様でした。見ていただいた通り、たくさんの情報が畳に詰まっています。もっともっといろんな古い畳が出てきますから、たくさんのことがわかってくると思います。その人がどういうふうに暮らしていたかなんてことも併せて考えていくと、あーあの時にお嫁入りがあったから、その時に畳替えしたんだとか有機的にいろんな情報が結びついてきます。来週はいよいよ、この畳を分解していきますので、あなたの足元の畳がどんな内容になっていたかが克明に現れますので、期待して登校してください。(0702)
みなさんご苦労さまでした。凄かったですね。調べ甲斐のある畳だったと思います。学生チームのところで調べた分なんですが、締め直しが2回してありました。付け作業は合計24回あります。5年に1回の締め直しをすれば120年くらい遡ることになるんですが、まあ、創建当初の畳であってもおかしくないと思います。締め直しした畳床ですが、かなり一生懸命細かく調べれば、細かい履歴まで出てきますので、おもしろいと言えばおもしろいですが、大変と言えば大変です。先週お話した通り、あなたの足の下の畳がどうなっているのかということでお話しましたが、たくさんの藁を使ってあって、職人の仕事が見て取れたと思います。たかだか畳なんですが、これだけたくさんの情報と職人の知恵と汗と涙も入っているかもしれませんが、そんなもんでした。
畳だけではなくて、これから先にいろんな部分の調査の方に移ると思うので、これを踏まえて楽しんでいって頂ければいいのかなあと思っています。今日してあった締め直しという畳床の補修に関しては、いよいよ来週、皆さんに体験していただくような話しがでていますので、これも是非楽しみにして頂きたいと思います。(0709)


